不動産売却前にリフォームは必要?メリット・デメリットや費用をご紹介
- この記事のハイライト
- ●不動産を売却する前のリフォームは、基本的には不要
- ●不動産を売却する前のリフォームには、デメリットが多い
- ●フルリフォームをおこなう場合の相場は400万円程度
不動産を売却する前にリフォームをおこなうかどうかで迷っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
リフォームをおこない室内が綺麗になれば、そのままの状態で売却するよりも高い価格で売却できるかもしれません。
しかし、不動産を売却する前におこなうリフォームは慎重な検討が必要です。
今回は、不動産の売却前にリフォームをおこなった場合のメリットやデメリット、かかる費用についてご紹介します。
大宮区とを中心としたさいたま市で不動産の売却を検討している方は、ぜひ参考になさってください。
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不動産を売却する前におこなうリフォームの必要性
結論から申し上げると、不動産を売却する前にリフォームをおこなう必要はないでしょう。
中古の不動産をお求めになるお客様は、ご自身でリフォームをおこなうことを前提として物件を探しています。
そのため、床や壁の綺麗さや設備の新しさを期待しておらず、購入価格や築年数などの条件を優先事項とする傾向があります。
ただし、売却する不動産が以下のような状態であれば、不動産を売却する前にリフォームすることを検討しても良いかもしれません。
- 水回りの汚れが目立つ
- 重要な設備が壊れている
- あまりにも見栄えが悪い
内覧に備えて水回りをリフォームする
水回りのリフォームをおこなうと、内覧での印象が良くなるでしょう。
お風呂やキッチン、トイレといった水回りは、サビやカビなどの汚れが目立ってしまう場所です。
そして、買主が内覧の際に入念にチェックする場所の1つでもありますので、水回りの状態が良くないと買主に悪い印象を与えてしまいます。
水回りが綺麗であれば、内覧に来た買主に好印象を与えることができ、ほかの物件との差別化をすることができるでしょう。
重要な設備が壊れている
給湯器などの重要な設備が壊れている場合も、リフォームすると良いでしょう。
内覧時に重要な設備が壊れていると、「管理が不十分で、見えない部分にも壊れている箇所があるのではないか」「修繕費用がかかってしまい、予算をオーバーしてしまう」という印象を買主に与えてしまいます。
設備の破損は、重要事項説明書や売買契約書に記載し同意を得られれば、修繕を買主負担とすることができます。
しかし、買主に悪い印象を与えると売却が長引く可能性が高まりますので、なるべく対応するようにしましょう。
あまりにも見栄えが悪い
壁や床に目立った傷や汚れがある場合や、網戸が破れているといった場合も、不動産売却前のリフォームをご検討ください。
室内の見栄えがあまりにも悪いと、内覧時の買主に対する印象が悪くなってしまいます。
壁紙やフローリング、網戸の補修は、比較的安い価格でリフォームをおこなうことが可能です。
また、ホームセンターに売っている道具を使えば、ご自身でもおこなうことができます。
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不動産を売却する前におこなうリフォームのメリット・デメリット
前述したとおり、不動産を売却する前にリフォームをおこなうことはおすすめしません。
その理由は、メリットよりもデメリットが多いからです。
不動産を売却する前にリフォームをおこなうメリットやデメリットをこちらで確認していきましょう。
メリット①買主のリフォーム費用の負担がなくなる
買主が住宅ローンなどの融資を利用して不動産を購入する場合、一般的には、リフォーム費用を住宅ローンに含めることができません。
そのため、買主はリフォーム費用を自己資金で用意するか、ほかの融資を利用する必要があります。
リフォーム済みの物件を購入する場合、もちろんリフォーム費用はかかりません。
また、リフォーム期間も必要ありませんので、すぐに新生活を始めることができます。
買主にとってのメリットが増えると、売却できる可能性は高まりますので、売主にとってもメリットとなるでしょう。
メリット②見栄えが良くなる
リフォームをおこない室内を綺麗にすると、買主に良い印象を与えることができます。
見栄えが良くなり買主に良い印象を与えられると、売却できる可能性も高まります。
デメリット①売却益が下がる
不動産を売却する前にリフォームをおこなえば、高い価格で売れる傾向がありますが、リフォーム費用を回収することは難しいでしょう。
リフォーム費用を回収しようとすると、相場よりも売却価格が高くなりますので、売れにくくなってしまいます。
たとえば、現状のままの売却価格が2,000万円の住宅を、500万円かけてリフォームをおこなうとします。
この場合、2,500万円以上で売却しなければ、リフォーム費用を回収できません。
しかし、この物件が2,500万円で売却できるとは限らず、相場によっては売却価格が2,200万円程度になることも十分に考えられます。
リフォーム費用を売却価格に上乗せできなければ、売却益が下がってしまい、手元に残る利益は少なくなってしまいます。
「売却できる相場がわからない」「リフォームした場合の売却価格を知りたい」という方は、不動産会社に価格査定を依頼し、売却価格や相場を把握するようにしましょう。
佃不動産では、不動産売却の価格査定をおこなっておりますので、お気軽にご相談ください。
デメリット②リフォーム工事の時間がかかる
不動産の売却前にリフォームをおこなうと、リフォーム工事中は物件の内覧を受け付けることができません。
そのため、売却活動の開始が遅くなってしまいます。
「少しでも早く売却したい」「売却する期限が決まっている」という方にとっては、大きなタイムロスとなってしまうでしょう。
デメリット③買い手がつきにくくなる可能性がある
中古物件を探している方はリフォームを前提としているため、室内の綺麗さや設備の新しさよりも、価格や築年数などの条件を優先する傾向があります。
不動産を売却する前にリフォームをおこなうと、売却価格は高くなってしまいますので、検討する買主が減ってしまうことが考えられます。
また、好みとは違うリフォームがされていると、検討する対象から外れてしまうおそれもあるでしょう。
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不動産を売却する前におこなうリフォームの費用
リフォームにかかる費用は、リフォームする内容や導入する設備のグレードによって大きく変動します。
しかし、リフォーム費用には相場がありますので、こちらで確認しましょう。
フルリフォームの相場
室内すべてをリフォームする際の費用相場は、400万円程度です。
ただし、リフォームする物件の状況によっては、費用が割高になってしまうことがあります。
たとえば、マンションにエレベーターがなく、工事に必要な機材や材料を手作業で運ばなければいけない場合や、道幅が狭く、工事車両が入れない立地の場合は工事費用が高くなるでしょう。
リフォームする箇所別の相場
箇所別の費用相場は、以下を参考にしてください。
- 壁紙:10㎡あたり1万円から2万円
- フローリング:6畳あたり7万円から9万円
- 畳:1枚あたり5,000円から8,000円
- トイレ:10万円から50万円
- キッチン:50万円から150万円
- 洗面所:20万円から50万円
- お風呂:50万円から150万円
- 建物の外壁:150万円から300万円
リフォーム費用を回収することは難しいため、不動産の売却前におこなうリフォームは、必要最低限にするよう心がけましょう。
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まとめ
今回は、不動産の売却前にリフォームをおこなった場合のメリットやデメリット、費用についてご紹介しました。
不動産の売却前にリフォームする必要は、基本的にはありません。
ただし、室内の状態があまりにもひどい、重要な設備が壊れているなど、内覧に訪れる買主に対して悪い印象を与えてしまう可能性があれば、リフォームを検討すると良いでしょう。
「不動産を売却するにあたって、どの部分をリフォームするのが効果的なのかわからない」とお悩みでしたら、不動産会社と相談しながらリフォーム内容を決めていくようにしましょう。
佃不動産では、さいたま市大宮区を中心に、不動産売却のご相談を承っております。
お悩み事がありましたら、お気軽にお問い合わせください。
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